魚にはルアーがどう見えているのか。。
釣りをしていると、そんな疑問をよく抱くと思います。
この記事は、シーバスやルアーの色選びで迷う人向けに、魚の色覚と背景色・コントラストの考え方を整理した記事です。
結論から言うと、ルアーカラーは「この色なら必ず釣れる」と考えるより、背景色や水色に対して見えやすいかを考える方が実釣で使いやすいです。元論文では、背景色によって選ばれやすいルアー色が変わり、普遍的な組み合わせは見いだせなかったとされています。
出典は、J-STAGEで公開されている異なる背景色におけるスズキのルアー色の選択です。
実釣では背景色とコントラストでルアーカラーを選ぶ
濁りがある日、晴天で水が澄んでいる日、夜や朝まずめでは、魚から見えるルアーの目立ち方が変わります。色名だけで選ぶより、背景に対して輪郭が出るか、シルエットが見えやすいかを基準にすると判断しやすくなります。
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その疑問を解決するための論文を見つけました!!
岡本 一・川村 軍蔵・田中 淑人(2000). 「異なる背景色におけるスズキのルアー色の選択」(日本水産學會誌 67(3), 449-454, 2001)
水槽内にビニールシート(白、赤、緑、青)で囲いを作り、ルアー(白、赤、緑、青、透明)を投下して、反応を見る実験を行っています。
ルアーは粘着テープを丸めた長さ 19mm 直径 4mm のペレット状のものを使用。
ルアーを各5個ずつ合計25個を水槽内に投入、各背景につきこれを20回行った。
結果をグラフにしてみました。
ルアーの反応は直前回避(食いつく前に停止あるいは方向転換)と完全な食いつきを合わせてある数字です。
背景に対してコントラストの高いものを選択していると、考察されています!
この実験では、シーバスにとって特別に好きな色はないそうです。
「特定の色に反応するのではなく、見えやすいから食う」<゜)))彡
透明なルアーについてはコントラストで説明がつきません。2つの説が挙げられていました。
1つ目は、人には見えにくい透明色だがシーバスにとっては、くっきり見えている説
人が見えている世界と魚が見えている世界は違うのかもしれませんね。。
2つ目は、これまでにシーバスが食べてきた餌に原因がある説
シーバスの稚魚はアミ類、稚エビ、小魚を食べて育つそうです。これらのエサは透明であることが多く、透明の物体に反応するよう育ってきたから、という説です。
ルアーの見え方に関する論文について紹介してみました。
ざっくりとした紹介ですので詳しい内容は是非読んで確かめてみてください!
研究シリーズをやってみました。好評であれば他にも挑戦してみようと思います。コメント等よろしくお願いします(‘◇’)ゞ
以下の論文を読んで記事を書きました。
岡本 一・川村 軍蔵・田中 淑人(2000). 「異なる背景色におけるスズキのルアー色の選択」(日本水産學會誌 67(3), 449-454, 2001)